2016年の日本を訪れた外国人旅行者の数が、30日時点の推計で初めて2000万人を突破したと国土交通省が発表しました。
月ごとの統計では、前の年と比べ、およそ2~3割増加していますが、円高などの影響で伸び率は去年に比べて鈍化しています。また、今年7~9月の消費額もおよそ5年ぶりに前の年を下回るなど、中国人観光客などによるいわゆる「爆買い」も沈静化したとみられています。
それでも、政府は2020年に外国人旅行者数を4000万人にすることを目標としていて、石井国土交通大臣は「地方の観光資源の魅力の磨き上げや空港などインフラ整備を推進する」としています。