中国の冬休みは何連休?中国の年末年始と正月について

e9927a7fd98fe10549e05ee702a823e9_s

日本では年末年始を特別な日と捉え過ごしますが、中国では様子が異なるのをご存じでしょうか? 中国の年末年始や旧正月について説明いたします。中国の行事や暦を理解することでより精度の高いコミュニケーションが可能になります。ぜひあなたのインバウンドビジネスに今日から活用してみてください。

中国の年末年始と正月について

年末年始

日本では、年末年始はクリスマス後の正月という一大イベントで平日稼働の企業などでは5連休以上の大型連休になることが多いかと思います。 中国では、正月は旧暦で数えるため、いわゆる年末年始を日本のように盛大に正月として祝う習慣はありません。年末年始は1月1日だけ祝日となり、後はカレンダー通りとなります。 来年2017年の場合、2017年1月1日は日曜日なので振替休日で2日もお休みになります。つまり週休2日制の会社では、今年の年末年始は、31日、1日、2日 と3連休になる珍しい年です。通常は31日まで仕事をして、1日だけ休み2日からまた仕事をします。

春節(旧正月)

いっぽう、中国での旧暦の正月は、「春節」と呼ばれ中華圏でもっとも重要な祝祭日です。日付は毎年異なりますが、だいたい1月後半から2月前半あたりになります。その日から1週間は中国は休日となりますので、この時期に帰省や旅行をする中国人が多いです。日本旅行/海外旅行が夏休みに次いで多い月です。 来年2017年は、1月28日がそれにあたり、その日から1週間程度は一般企業は長期連休となります。(日系企業などの外国企業はその限りではありません。)

長期連休になると

春節等の大型連休では、帰省や旅行をする中国人が多いです。中国企業との取引や何かしらのビジネスを行っている場合はその期間は連絡も取りづらくなるので注意が必要です。地方に帰省した方とは携帯電話の電波状況も悪く連絡が取れないことが多々発生します。また、帰省も地域によっては日本では想像できないほどの距離になります。

当社で以前納品トラブルが発生した時は本当に大変でした。担当と連絡が取れず、連絡が取れても携帯電話はぶちぶち切れるし、飛行機のチケットがなかなか取れず戻ってもらうこともできず。日本では想像できないような事態で大変だった思い出があります。

このように日本と中国では長期休暇の日程が当然異なります。両者で連絡を取り合える年間の稼働日も少なくなってしまい、注意が必要です。(日本が休みの間に中国で仕事を進めるといったことも可能ですがその場合は日本側企業で休日稼働等の対応が必要になります。)

中国ではもうひとつ大型連休として国慶節がありインバウンドビジネスでは無視できません。それはまたの機会に説明いたします。